ヒアルロン酸の利用
ヒアルロン酸には水と結合しやすいヒドロキシル基という成分を多く含んでいるので、1gで約6リットルの水分を保持できるほど保水力に優れているのです。またヒアルロン酸の水溶液は非常にねばねばしていて粘度が高く、粘弾性物質とも呼ばれているようです。この保水力と粘弾性こそがヒアルロン酸の大きな特徴と言われているのです。ヒアルロン酸は抽出したときは白い粉末状の物質ですが、水に溶かすと無色無臭のべとつかないゼリー状になるという性質を持っているのです。
そのため保湿用の化粧品などで多く使用されているようです。美容整形でしわ・たるみを目立たなくするヒアルロン酸注射・注入では、老化のために保水力が失われた肌にヒアルロン酸を補うことで保水力を高め、若返り効果をもたらすと言われているようです。低分子ヒアルロン酸とは、本来大きいヒアルロン酸の分子量を小さくし体内に吸収しやすくしたものなのです。通常ヒアルロン酸の分子量は100万~800万だと言われています。人間の皮膚は通常分子量が3000程度であるのに比べるととても大きい分子量なのです。
そのためヒアルロン酸はそのままの状態ではなかなか皮膚に浸透しにくくなるのです。ヒアルロン酸配合の化粧水やクリームといった肌に直接塗るもの、肌から浸透させるものは、ヒアルロン酸自体の効果は思ったほどでない可能性があるという事になります。そのため開発されたのが低分子ヒアルロン酸なのです。低分子ヒアルロン酸は分子量が小さいため、通常のヒアルロン酸よりもはるかに体内に吸収されやすくなるのです。
特に肌の表面からヒアルロン酸を吸収させる化粧品などでは低分子ヒアルロン酸の方が効果が高いと言われているようです。美容整形でのヒアルロン酸注射・注入に関しては、直接体内へ注射・注入するため、分子量が大きくても問題はないのです。分子量が大きい方が体内に残りやすいので、しわ・たるみでのヒアルロン酸注射・注入には通常のヒアルロン酸が適しているのです。ヒアルロン酸は老化現象と深い関係があるようです。逆に考えるとヒアルロン酸は若返りとも関係が深いのです。